SEIKO SCUBAMASTER M726-5A10電池交換

2021.7.19お預かりのSEIKO SCUBAMASTER M726-5A10電池交換です。

2本届いたうちの1本で、もう1本は「PRESAGE」

ウレタン・バンドは加水分解で千切れております。

裏蓋は4本ネジで留まっていて。

裏蓋記載。

バネ棒も洗浄します。

ネジの一つが固着しており、注油して数時間置きます。結局、一晩置いてやって回りました。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクします。内部は奇麗でプッシュボタンの動きもスムーズですから洗浄の必要は無いでしょう。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

表示確認して時間合わせ。

ELライト点灯確認。

ベルト交換もご依頼ですからネット調達。

バネ棒は洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換&バンド交換完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可