SEIKO 7N01-6910電池交換メンテナンス・ガラスの曇り取り

2022.8.23お預かりのSEIKO 7N01-6910電池交換メンテナンス・ガラスの曇り取りです。

竜頭の動きをチェックして。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ガラスの曇り取りをご依頼です。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたがガラスが無い。

洗浄器の底に沈んでおりました。「ガラス外れの前兆」があったようです。

ガラスの接着は完了。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。湿気が入った限り電池格納部も乾燥させる必要性から、この状態で一晩置きます。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。問題無く動きましたが翌朝、止まっておりました。湿気が乾いた時にどうしても油分も乾きますから「要・分解修理」の状態になります。しばらく腕に付けて頂くだけでも改善されることがあります。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可