ASTERISK 5E32-6A50 電池交換メンテナンス

2020.7.28お預かりのASTERISK 5E32-6A50 電池交換メンテナンスです。
先日、「ベルト調整」でお預かりでしたが、余りコマが無くお返しした腕時計。
今回、ネットで「ジャンク調達」で部品取りウォッチ調達で再お預かり。
白い文字盤の方の、ブレスを使って入替というご依頼です。
ついでに、こちらも以前にお預かりの「ロンジン・ブレス」。
針がインデックスに干渉していると言う事で、ついでにお預かり。

まずはロンジン。50分辺りで干渉と言う事ですが。

45分で干渉しております。干渉のためか短針の位置がずれており修正します。

長針を外して短針の位置合わせ。

長針が干渉しないように持ち上げます。何度か取付直してやっと干渉しない様にはなりましたが、文字盤が若干浮いており針を押し上げております。

つづいて「アスタリスク」。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これがムーブメントですが非常に綺麗な状態。

ムーブメント拡大。

こちら白い文字盤の方ですが、裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋記載。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。サビが目立ちますね・・・こちらは不動のムーブメントですが。

ブレスト外したくとも、片方が錆で固着して外れません。今回は1本の値段でという事で、これ以上の手間は掛けられず。それでも2本分の電池交換&洗浄3.100円コースを行います。

ラグ部ピンは3本分洗浄します。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

竜頭パイプも、チェックします。

ケースの内側もチェックします。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

電池を入れて動作確認。綺麗なムーブメントだけに動かしていないのか油が回っていない。禁じ手「注油」で動き出しましたが、翌日まで動いていれば問題無いでしょう。

外したパーツを戻していき。

洗浄して綺麗になった裏蓋にパッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ラグ部のCリングピンも洗浄して綺麗になりました。

こちら部品取りの方ですが、こちらも全体的にツヤが出て綺麗になりましたので組んでおきます。

こちら動いた方のバックルですが、ブレスごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

翌々日も問題無く動いており発送となりましたが。何時もは「スマートレター180」で発送します。しかし、今回はロンジンのブレスがあり。こちら衝撃で針が干渉しており、今回は「レターパック370で発送します」。薄型の時計は「耐熱・衝撃」など下界の影響を受けやすく、ましては年代物になると普通の時計と同じには扱えません。今回「電池交換&洗浄3.100円コース」+「スマートレター180」のみです。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可