SPIRIT 5E31-6A10 電池交換

2020.2.6お預かりのSPIRIT 5E31-6A10 電池交換です。
2017年にもお預かりの腕時計、今回は秒針の干渉による不具合も解消のご依頼です。
ただもう年代から「針の交換が必要」でしょう。素材がアルミですし針と軸の摩耗による摩耗で遊びが大きくなっているかと。もう専用パーツも無いと思われますし。
今回は「干渉してる箇所を解除するのみです」

干渉というか擦れているだけでは?運針する力があれば進みそうな雰囲気。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

干渉を解消しても動かない。つまりは電池切れ。

ケースの内側もチェックします。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

一応、針も解消しておきますが修正というか触れた程度しか触れません。そのくらい秒針とガラスの隙間は狭い。

バンドを取り付け電池交換完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可