marie claire calender 電池交換メンテナンス

2019.6.13お預かりのmarie claire calender 電池交換メンテナンスです。

2本届いたうちの1本。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

ブレスを外してバネ棒をチェックします。この短いバネ棒は貴重品ですから洗浄するか迷いますが目立つサビも無く、洗浄には耐えられるでしょう。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。まだ保護シールが貼ったままですが黄ばんでおりますからシミになる前に剥がします。

シミになる寸前でしたね。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。パッキンが劣化しており後で交換します。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。結局、洗浄は行わず拭き取りになります。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。竜頭は抜けましたがカレンダー用の竜頭が抜き方が分からない。汚れもひどくないので洗浄の必要性も少なくムーブメント取り出しは無しで作業します。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

シミも残らず綺麗になりました。

ブレスは洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可