TAG HEUER CG-1111-0 セナモデル電池交換メンテナンス
2021.9.27お預かりのTAG HEUER CG-1111-0 セナモデル電池交換メンテナンスです。
2018年にもお預かりのTAG HEUER。
2本届いたうちの1本で他は「962.213R」
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。ラグ部からバネ棒を外したいですが固着しており。
微調整位置から外そうとしますが、やはり固着。
突いてもビクともしない。
ラグ部はこの通りで収縮しません。
反対側も同じです。
バックルの微調整位置とは反対側のバネ棒が外れましたので開きます。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが異常は無く。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
洗浄で綺麗になったところで。バネ棒を外してみようと試みますが固着は解消されず。別にそのままでも良いのですが。次回の電池交換頃が厄介になりそうなので、一度は外しておかないと。
どうしても外れず、バネ棒を切断します。
バンドは外せました。ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ゼロ位置合わせを行って。4つのうち2つはプッシュボタンが効きません。
ブレスも洗浄して綺麗になりました。
バネ棒は交換しておきます。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)