TAG HEUER S90.806 電池交換メンテナンス

2018.4.5お預かりのTAG HEUER S90.806 電池交換メンテナンスです。
昨年2017年にもお預かり。

BVLGARIの箱ですがTAG HEUERです。

竜頭の動きをチェックして・・・というよりもネジが効いていない。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

前回のお預かりでも「かしめ修理」がありましたが、今回は反対側です。

バネ棒も洗浄します。

ネジ込み竜頭ですが効いておらず隙間が出来た状態。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池格納部をチェクして作業の前に電池を入れて動作確認。「遅れる」という事ですが電池切れが原因か?ただ前回の電池交換からまだ1年です。

竜頭をチェックしますが、隙間が出来ているのでどうしても湿気が入り錆びております。

竜頭パイプもチェックして・・・・??パイプが無い!

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭パイプの位置を確認しますがパイプが切断された感じです。

折れたパイプが竜頭に折れ込んでおります。油を染みこませて2日置きましたが折れ込みを除去出来ず。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認ですが毎日、5分遅れますから「要・分解修理」の状態。となると「竜頭パイプの修復・分解修理」ともなれば3万円は超えます。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

まだ「かしめ修理」が完了しておりませんが現状では「遅れる・防水機能無し・ブレスが外れる」では時計として使用が出来ない状態。費用を掛けて直すにも状態から、かなりの出費を覚悟する必要があり買い換えも視野に入ってくるでしょう。
全体的に洗浄して綺麗ですし「ブレスのコマ取り」や「文字盤・針の部品取り」目的の需要はあり。オークションに「ジャンク出品」でも1万円は値段が付くTAG HEUERセルシリーズです。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可