TAG HEUER WG-1313RO 電池交換メンテナンス

2019.2.18お預かりのTAG HEUER WG-1313RO 電池交換メンテナンスです。

竜頭回しが重くないか?引き出せるか動きをチェックします。針回しが滑りますが使用に問題は無いでしょう。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

バックルについて「1コマ外し」と「食い付きが緩い」というご依頼もあります。
1コマ外しについては、外したら保管する手間が増えますが、幸い写真の様に微調整位置が一番外側ですから内側に詰めれば問題無いでしょう。

これで良し。この方法はCooの腕時計でも解説「微調整位置」をご覧下さい。

そして三つ折れバネの食い付きも修正。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

バネ棒も洗浄します。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗になりました。

バネ棒も洗浄。

竜頭を引いて針回しですがバックは出来ても進める方向に回すと滑ってしまって針が回りません。

戻すことは可能ですから、強制運針器で進めて合わせます。カレンダー操作は問題ありません。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可