SEIKO パペカレEDOLCE 8F33-0300 電池交換メンテナンス

 

10本届いたうちの1本。@〜Iまで番号が振ってありますから順番に説明を見ながら作業を進めます。と言うのも同じ様な時計が続きますからまとめて写真の編集をすると選別に時間が掛かります。また、解説書きもどの時計にどの様な苦労があったか、またトラブルがあったか分からなくなりますから、作業を終えた時計から順に写真の編集、解説書きと順を追って進めます。全10本をこちらから。
「1」 「2」 「3」 「4」 「5」 「6」 「7」 「8」 「9」 「10」

竜頭の動きをチェックして。

チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

ラグ部のCリングピンも洗浄して綺麗になりました。

バックルの汚れや小傷をチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

電池を固定する爪が「3つ」ありますが、一つが折れております。奇麗な状態でサビは無いですが、逆にあまり使用されておらず乾燥気味で金属の弾力が無くなっている感じでしょうか?

この部分の爪です。2つは残っておりますので動作に影響は無いでしょう。

またリセットに必要な「AC」端子ですが接触しすぎて金色の膜が摩耗しております。つまり上手くリセット出来ないので「何度も試みた痕跡です」。カレンダー情報を入力してみますが上手く行かず。と思って「記録されて残っているデータを確認」すると正確な情報が残っており。今回はカレンダー情報を入力は省きます。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスは全体的には奇麗な状態ですから、バックルの小傷のみ磨いておきました。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

 

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も経過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可