TAG HEUER S25.706C 電池交換メンテナンス

2020.9.3お預かりのTAG HEUER S25.706C 電池交換メンテナンスです。

4本届いたうちの1本。「TAG HEUER」 「Cartier」 「Alein Silverstain」

遊び革の状態もチェックしますが完全にめくれており尾錠が固定されておりません。

ここは対応は不可で、ご自身で接着剤を探されるか、縫うかホッチキスか?

竜頭の動きをチェックして。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

保護シールはそろそろ剥がさないといけません。シミになっておりますから研磨します。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

電池を入れて動作確認。ゼロ位置合わせが必要です。

ゼロ位置合わせを行うと左下のみ効きません。プッシュボタンの不具合ではなく内部の電気的なもののようです。

再度、ムーブメント取り出しでピンセットで12時位置に移動させます。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

尾錠も一応、磨いて洗浄して綺麗になりました。

もう革が縮んでおり交換時期ですが、交換バンドは存在しないでしょう。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。

 

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手可能、それだけの理由です」
更に普通のOリング形状ですから既製品でも太さ・径が近ければ合わせる事が可能です。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手不可です。
よって殆どの電池交換では元のパッキンを再利用する事になります。
また「竜頭のパッキン」もですが、劣化していたとしても放置となります。

このムーブメントは電池交換後に不具合が出る場合「ムーブメント交換」対応が可能です。
このムーブメントは電池交換後に不具合が出た場合「分解修理等、対応不可」です。
「パッキン交換」(2016年現在)

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可