SEIKO LONGINES 他4本・電池交換

2021.3.2お預かりのSEIKO LONGINES 他7本・電池交換です。

8本届いたうちの1本。洗浄コース2本、洗浄無しコース6本でのお預かり。こちらでは洗浄以外の6本を紹介します。 洗浄コースは「Seamaster」「SEIKO」

先ずはロンジンからですがご依頼は「針のズレ修正」と電池交換です。この時計最近にもお預かりした記憶が。時計はまだ動いておりますので電池はあるでしょう。昨年にもお預かりしました。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。針のズレは干渉ですが薄型ですから「文字盤と針」「針と針」「針とガラス」の空間が狭い。そして「長針はインデックス」と干渉します。針のホゾの固定が経年劣化で曖昧なので、回転するのに多少の上下動がありインデックスに干渉します。そこで禁じ手ですが長針の先端を「反らせる」これしかありません。

上に反らせますが、擦れてもガラスなので引っかかりは無い。下げるとインデックスや短針に干渉します。電池交換しても干渉すれば時計として使えず、今回は動いておりますので電池交換は無しです、「針の干渉修復のみ」で様子を見て頂きましょう。

次はKINGクォーツ電池交換です。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドにスライドバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

電池蓋から開けてみると問題無く開きました。開かないと大きな蓋を開ける必要があり大変。電池を入れて動作確認ですが電池を入れて数秒、動かなかったうえ動きだしました。

時間を合わせて電池交換完了です。翌日も問題無く動いており問題無いでしょう。

つぎもKINGクォーツ。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整位置をチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

電池蓋が開いてホッとします。

電池格納部をチェクします。

パッキンを外してみますが弾力もあり再利用。

時間を合わせて電池交換完了です。

続いてGRANDクォーツ。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れプッシュバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

電池格納部をチェクします。

時間を合わせて電池交換完了です。

次の時計の電池交換です。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

時間を合わせて電池交換完了です。

つぎはMARC JACOBS。

竜頭の動きをチェックして。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認。

時間を合わせて電池交換完了です。

 

 

SEIKOの古いクォーツ時計ですから電池交換で動かない場合は「分解修理」となります。
その場合の費用は10.000円〜30.000円くらいの予算をご用意頂かないと
受付さえ出来ません。
また分解修理して動いたとしても、各所の部品の摩耗もあり
その後10年とかの使用には無理があります。
また問題は電子部品の不具合。これは部品ごとの交換しか対応法がありませんが
もう古い部品ですから存在しません。
存在しても、それは何十年も悔過した新品です。 よって分解修理で動いても、
その直後に「電子部品の不具合が出た場合は修理の費用が無駄になる」
そのリスクはご了解頂かないと後悔する事になります。
よって古いクォーツは「電池交換で動けば使える時まで使えばOK」と
割り切って使用される事をお勧めします。

「TAG HEUERのページ」では殆どでパッキン交換が行われておりますが。
TAG HEUERのパッキンが劣化している事が多いのでは無く。
「交換用のパッキンが入手出来る」という事です。
更に普通のOリング形状ですから既製品でも合わせる事が可能。
他の電池交換も必ずパッキン交換が必要ですが、入手出来無い為に交換出来ません。
残念ながら殆どの電池交換では元のパッキンを再利用となります。
また「竜頭パッキン」の交換も不可ですから防水機能にはご注意ください。

BRANDJAPANCASIOG-SHOCKその他不動修理受付不可