腕時計のベルト交換/尾錠について

ここでは腕時計のベルト交換には直接関係は無いですが
革ベルトの「尾錠」(金具)について解説です。
関係は無いとは言いましたが実際には腕時計のベルトのみ購入して自分で取り付ける場合。
市販の革ベルトの金具の色は決まっておりません。

この私でも腕時計のベルトを注文するときはメーカーの型番で注文します。
しかし入荷の度に付いてくる金具の色は変わります。
これで分かりますか?つまり腕時計のベルトのみ購入する場合、サ
イトで写真を見て購入する訳ですがサイトの「革ベルトの写真」の金具の色と、
実際に届く商品は金具の色が違う場合があります。

腕時計バンド・ベルト交換尾錠写真

尾錠「びじょう」と言おりますが「尾錠」とも「美錠」とも書かれております。
別にどちらでも良いようですね。

もう一つ尾錠の解説をする理由があります。
それはベルト自体はまだ使用可能なのに、この尾錠が壊れたが為にベルトを着けられない。
そんな経験をされた事はないですか、また。

腕時計バンド・ベルト交換ロゴ入り尾錠

この様に尾錠に「ブランドロゴ」が入っている物があります。
こういった物はベルトは換えても「尾錠は元の物を使いたい」という要望もあります。
上記写真の左側の尾錠。古いキングセイコーの尾錠ですが
これなどは1個¥10.000で売買されている時もありました。

 

こういったベルトをお持ちの方にとっては尾錠は簡単には換えられないのです。
この「尾錠のみの交換」も可能ですし、また最近ネット上でも
「ベルトのみ」や「尾錠のみ」の販売もされているようですから。
その交換方法の解説も必要と思い解説いたします。
(ちなみに普通の時計店では、この尾錠のみの販売はしてくれませんから注意です)。
でもネット通販では販売してるところは多いですよ!

腕時計バンド・ベルト交換尾錠分解順序

では解説ですが。実は”バネ棒”で留まっております。
よって方法は先に「皮ベルト交換」で「ベルトの外し方」でも解説しました。
ラグ部の「外から突けるタイプ」と同じです。工具で突いて写真の右の状態まで分解して。

腕時計バンド・ベルト交換尾錠部バネ棒外し

このように、突いてバネ棒を押し出します。

腕時計バンド・ベルト交換尾錠分解図

これが部品構成になっております。
注意点はこの「バネ棒」ですが「ベルト取り付用」のバネ棒と構造が違おります。
しかしこの部分のバネ棒は写真中央の「フックの穴」さえ通れば
普通のバネ棒を代用してもOKです。
「尾錠」が届いたら上記解説の逆をたどって組み立てるのみ。

これで完了!何か変ではないのか?と思った方は尾錠について2
2004年7月(記述)・2017.6.15修正