腕時計ベルト・バンド調整と交換修理/スライドバックルとは

次に1980年頃までは腕時計の「バックルと言えばこれ」と言われたスライドバックル。
2004年7月(記述)

このバックルをみたら”なんだ、あれか!”と思う方も多いです。
それだけ腕時計が薄型モデルに向かっていた1980年代はメジャーなバックルで
三つ折れバックルよりもオシャレな感じがしまものです。

腕時計ベルト調整スライド

腕時計の業界では単に「スライド」と呼びます。構造は簡単。

写真のように「○位置」の爪を、棒に引っ掛けて閉じるだけ。
もちろん後でこのスライド式のベルト調整も解説します。
以下はコラムですからご興味のある方はどうぞ。
次に進む方は次はベルト調整方法一覧(アジャストタイプ)へ。

コラム

 

今や腕時計のバックルでもこのスライドタイプ。
2000年頃には 「おじさん用バックル」とさえ呼ばれる始末。 時代も変わったものです。1995年頃迄は、このスライドタイプでないとお洒落じゃない!三つ折れ式なんて
「おじさんが、分厚い時計用に付けてるダサイ、バックルじゃん!」と。

スライド式の方が三つ折れ式よりも持てはやされた時代もあったのです。
それが今や過去の遺物扱いになろうとは・・・。

1995年と言えば!あの「windows95(きゅうじゅうご)」初めてWindowsが発売された年。 それまでは「MS-DOS」が全盛。会社でも先輩に位置する人々は偉そうにも、新入社員に向かって
「今日は君たちにハードディスクの開き方を教えてあげよう!」何て事を言っていた時代が懐かしいでしょう。それがこの95の出現で、HDは「ダブルクリック」で開くようになった。

また本題から逸れてしまった。

で、そのスライド式が廃(すた)れていったのにもちゃんと理由があります。
その答えまで、ここで解説してこれ以上話が逸れてもと別のページで。
(スライドバックルが廃れた理由)

あとは「二つ折れバックル」と「両開きバックル」ですが「両開きバックル」は三つ折れバックルの兄弟みたいなもので解説するまでも無しと勝手に決めてしまう。

あとは「二つ折れバックル」。この「二つ折れ(ふたつおれ)」って呼称は、腕時計メーカーでもセイコーだけで他では「ブレス式」とか「シングルロック」とか呼んでいるようです。あまりこのタイプも解説に価するとは思えないので省略したいのですが、気になる方の為に別ページで解説しておきましょう。→「二つ折れバックルとは」へ。
「両開きバックル」もついでに。

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2017.6.13修正