時計ベルト調整と交換/簡易アジャスターの調整方法
腕時計のベルト調整では「簡易アジャスター」、全てがこの方式なら簡単ですが。
この方式セイコー「アルバ」の「WIRED(ワイアード)」が最初だったと
思おります、特別な修理工具なしで簡単に調整が可能。
何故なら素人さんが「自分でベルト調整」。
それを目指した方式です。
このタイプの基本は「方法はCリングピンと同じ」ピンを抜くだけです。
「割ピン式」や「Cリング式」はベルトを固定する「バイス」と
打ち抜く為の「ハンマー」などが必要でした。
このタイプ、そういった物を必要としないで指で押すだけ。
これが商品と一緒に付いてくる「簡易調整工具」です。
実に薄い華奢なものですが、これで充分。
「割ピン式」のところでも紹介しましたが
本来ならこの状態からは腕時計をバイスに固定しないとピンが打ち抜けない。
ところが、何と、このままの状態で作業が出来るのです!
上記写真の様になんと指だけの力で、このようにピンが押し出せます。
このピンは「Cリング」の物と遜色はない立派なものです。
こうやって分解した状態はまさしく「Cリング式」そのもの。
同じ構造なのに何故「Cリング」には修理工具が必要で、これには要らないのか?
それはピン?いや固定リングの構造にあるようです。
このように「ピン」と「パイプ」で固定する所は同じですが・・・何が違うのか?そこに、
この簡単アジャストの秘密があります。
上記写真「左」を見て頂いて。
Cリングの様なパイプには違いはないですが「スプリング」なのです。
それと右の「ピン」。このどちらにも中央部に「くびれ」があるのがお分かりですか?。
この部分だけで抜け落ちないようになっている構造なのです。
だからあの薄い簡易工具でも簡単に抜ける訳なのです。
よって戻す時も上記写真の様に「↓」の向きだけ気をつけて指で差し込むだけでOK!
まさしく「簡易アジャスター」。
さて次は、これもある意味「簡易アジャスター」CASIOの「Wave
Ceptor」などに
採用されている「ベルト調整方法」の紹介です。2004年7月(記述)
「腕時計ベルト調整/カシオ独自の調整方法へ! 2004年7月(記述)・017.6.14修正