腕時計ベルト・バンド調整と交換修理/調整方法/割ピンタイプの判別

ベルト調整の前に自分の腕時計がどのタイプに当たるのか?
用意する工具も変わってきますから、それが分からないと。

そこでアジャストタイプ判別方法の解説です。
先ずはもう一度”アジャストタイプ一覧”をご覧頂いてから解説しましょう。

まず「板バネ式」と「スライド式」写真-MとJ。
これは一目瞭然だから判別方法は特に解説はしません。

分かりにくいのは、それ以外の3つ「割ピン式」「Cリング式」「ネジピン式」
(写真-K-H-N)です。

まず「板バネ式」と「スライド式」写真-MとJ。
これは一目瞭然だから判別方法は特に解説はしません。 

これら3つの方式はベルトのコマ1個1個が「無垢(ムク)」。
つまり「金属の塊(かたまり)」で出来ております。
またジョイント部は1本のピンで留っております。
それに3タイプ共、ベルトの裏にはピンを抜く方向を示す「↓」が刻印されております。
また、ピンを上から見ればどれも断面が「●」です。そこが分かりにくい。

 

慣れないと、どれも同じに見えるかもしれませんね。そこで判別の仕方ですが。
これはベルトを横から見て判別します。
その前に、この3タイプ共「ピンの形状」を知れば以外に簡単。
まずはそこから紹介する事にしましょう。まずは「割ピン式」から。

腕時計ベルト調整割ピン

上記写真が「割ピン式」のピンです。これを真上と真下から見たのが下記写真。

腕時計ベルト調整割ピンベルトサイド

○の部分を更にアップ。

写真の○で囲った部分を比べて頂くと、片方が 「●」で片方が「ー」になっております。
ピンの写真からも分かる様に、これが「割ピン式」の判定基準です。
こういった、分かりづらい物もあるので、良〜〜ぉく見ないといけません。
以上、ご理解頂けましたか?2004年7月(記述)

さて次はベルト調整方法「ネジピンタイプの判別」へ 2004年7月(記述)・2017.7.1修正