腕時計ベルト・バンド調整と交換修理/調整方法/ネジピンタイプの判別

腕時計ベルト調整ネジピン式のピン

腕時計のベルト調整の一つ「ネジピン式」の解説です。
ROLEXのベルトもこのタイプです。
右・写真の様に、片方が 「●」で片方が「ー」になっている所は
前章「割ピン式」によく似ております。

腕時計ベルト調整ネジピン式サイド1
腕時計ベルト調整ネジピン式サイド2

良く似てはいるが、強いて割ピン式との相違点は。
「●」なっている方に「隙間が無い」。
また「ー」になってる方はドライバーで回す都合上この「ー」の部分が
「割ピンよりも溝が広い」。そういった、ところで判別するしかありません。
あとはこの「ネジピン式」割ピン式よりも高い腕時計に使われます。

腕時計ベルト調整ネジピン式カルティエ1

これは「カルチェ」腕時計のベルトですが。横から見ると。
腕時計ベルト調整ネジピン式カルティエサイド1

この様に溝が浅いのと。反対から見れば。

腕時計ベルト調整カルティエサイド2

ネジの溝と反対側に穴が無い!よってこれはハッキリと「ネジピン式」であるのが分かります。

腕時計ベルト調整ネジピン式カルティエのピン

これが、そのピンの拡大写真。
腕時計ベルト調整カルティエベルト

この様に、高い物になると作りが違おりますね。

 

腕時計ベルト調整エルメス

これは「エルメス」の腕時計ですが。

腕時計ベルト調整エルメスベルトサイド

ベルトの左右どちらか見ても「ネジピン」。
どちら側から見ても「ネジの溝」が見えますので、これは1本のピンではなく、
ベルトの両サイドから小さな短いネジ2本でベルトを繋いであります。

腕時計ベルト調整カルティエ

腕時計カルチェのあるタイプは。

腕時計ベルト調整カルティエベルトサイド

横から見てもピンにネジを回す溝がありません。
腕時計ベルト調整カルティエベルト裏側

裏側から見ると、ネジが見えます。このネジを緩めて外せば下記写真の様になります。
この腕時計の電池交換やベルト調整はこちらで詳しく解説。2004年7月(記述)

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腕時計ベルト調整カルティエベルト分解