腕時計のベルト・バンド調整/三つ折れ(何処に入れても良いタイプ)

ベルト調整でも「三つ折れバックル」は外してはいけない箇所があると書きました。
ここでは反対で「外す事は可能」なタイプを紹介します。

腕時計ベルト調整三つ折れバックル腕時計ベルト調整三つ折れバックル開く

バックルを開いた写真ですが、これで分かりますか?

腕時計ベルト調整三つ折れバックル爪腕時計ベルト調整三つ折れバックル爪裏側

さらにズーム!これでもわかりにくいですか?

先のタイプとの違いは”○の爪が無い”という事です。

腕時計ベルト調整三つ折れバックル爪2腕時計ベルト調整三つ折れバックル爪位置

その替わりに、中央に「爪」があります。この爪が、この○の部分に引っ掛かる訳です。

腕時計ベルト調整三つ折れバックルサイド腕時計ベルト調整三つ折れバックル外し

横から見た写真ですが分かりやすく外してみましょう。
本来は外してはいけない○位置を外します。

腕時計ベルト調整三つ折れバックル留まり方腕時計ベルト調整三つ折れバックルバネ棒位置

折りたたむと、留まる構造が良く分かります。
この構造なら本来の○位置ではなく□の位置に入れても 。

留まります。ただし留まっても、庇が突き出た格好になり格好が悪いです。

このタイプのバックルが留まらなくなる理由は。
爪の角度が(写真でいう)左側に傾いた状態になる時です。
留まらなくなったらこの爪を戻せば直ります。
ただしこの爪が傾いているのは金属疲労が起きてる場合が多く
傾きを戻した瞬間、折れる事があります。

 


コラム

このタイプは「○位置」に爪が無い訳ですから。


こんな事も出来ますね。分かりますか?○位置がヒント。
「写真・右」で分かりますか?バックルの左右が逆になっております。
ビジュアルでも変ですが、使用することは可能です。

写真はバンドの表裏が逆です。当然、裏から見たら普通です。

どうですか!メタルバンド「リバーシブル」この状態で使用したら注目を浴びます。
最後にバックル部のバネ棒について。

「三つ折れバックルのバネ棒」へ  2004年7月(記述)・2017.6.13修正