腕時計の基礎知識/ゼロ位置合わせ

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整

「ゼロ位置合わせ」の操作は腕時計によって違います。例としてこの腕時計で解説します。
(竜頭とプッシュボタンで合わせるのは、どのクロノグラフでも同じです。)

先ずはリセットしてストップウォッチを停止させます。(ラップタイムの停止では無い)。
次に○位置の竜頭を2段引きます。1段目ではありません。
(それはカレンダー早送り状態です)カレンダーの合わせ方は、
この後の「基礎知識のカレンダー」で解説します。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整2

竜頭を2段引いた状態で□位置のボタンを押すと「線で示した分針」が
1目盛り送られます。長押しで高速で回転しますから針を手前で止め
1目盛りづつ進めて「0位置」まで送ります。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整3

これで「分針の0位置」が、合いました。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整3

次に○位置の竜頭は、そのままで□位置のボタンを押すと”線で示した針”が
(クロノ針)が1秒づつ進みます。多く回す場合は同じく”長押し”です。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整4
これで「分針」「秒針」ともに「0位置調整」が出来ました。
今は竜頭の操作は同じ位置でプッシュするボタンが違っただけです。
これが腕時計によっては押すボタンは同じで竜頭の引き出す位置によって
修正する針が切り替わる腕時計もあります。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整5

クロノグラフの0位置を合わせた後は、写真○位置の様に竜頭を押し込んでください。

今、この操作で竜頭を2段(一番外まで)引き出した限りは、
その間ストップウォッチだけではなく「本来の時間」も停止しています。
私の経験でもクロノグラフの0位置の説明の後で、
また電話が入り「今度は時間が10分遅れている!」とクレームがあった経験があります。
(0位置合わせに10分を要したな。という事になります)

次はクロノグラフの余談(秒針として動作させては?)。 2017.6.16修正

この竜頭操作も後で「基礎知識の竜頭とは」で解説いたします。

あとクロノグラフで良くある質問ですが、本来は大きな秒針は動いて居ませんが
ストップウォッチを作動させておけば普通の秒針と変わりはないのでは?。
といった質問です。
これはその様な使い方は間違いではありません。
ストップウォッチを動作させておけば、普通の秒針付きの様に使用できます。
ただし、ストップウォッチは別回路で作動します都合上、
腕時計の電池寿命は本来の半分も持続しません。
またクォーツ腕時計ではない、機械式腕時計の場合は機械の摩耗が激しくなります。

この下はクロノグラフでも違ったタイプの腕時計の紹介です。
クロノグラフの操作は、もう分かった方は
次の「腕時計の基礎知識/腕時計のベゼルとは」です。


念の為に違った腕時計でクロノグラフの操作をもう一度やってみましょう。


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シチズンの腕時計「オルタナ」です。
この腕時計の場合も大きな秒針は普段止まっています。
小さい針は「上がストップウォッチの分針」。
「中央がストップウォッチの時針」「下が時刻の秒針」です。
先の腕時計と違う所は「アラームが無い」事と「ボタンが2つ」しか無い所です。

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通常ストップウォッチは、このボタン(青い○)でスタート。
この様に秒針が進んで、もう一度同じ○位置のボタンでストップ。
次に竜頭の下のボタンを押すと。

腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整9 腕時計基礎知識/クロノグラフ0位置調整10

高速で大きな秒針が回ってリセットです。
この腕時計でリセットしても針が○位置で止まっている場合は修正が必要。

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先ずは竜頭(○位置)を引いてからボタン(□位置)をプッシュで大きな秒針が1目盛りづつ進みます。ちなみこのタイプは「長押し」しても早送りはしませんから1目盛りづつ送るしかないタイプです。1秒づつ、ここまで送れば0位置合わせ完了。

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後は○位置の竜頭を戻せばOK。

次は「腕時計のベゼルとは」です。