腕時計の基礎知識/10気圧防水と100m防水の違い/2004年7月(記述)

「100m防水と10気圧防水は違う」と書きました。
しかし、分かり易くするためには、もっと大まかに解説しないといけません。

先ず「10mの水中に潜ると1気圧腕時計に掛かります。100mでは10気圧」です。
(10気圧≠100m。まったくイコールではない)

となると、当然「100m防水も10気圧防水も同じ意味ではないのか?」
そう思っても当然です。

その違いを分かりやすく言うと「100m潜る事が可能」と
「10気圧掛かっても大丈夫」の違いです。これでも分かりにくいですか?。

では、もっと噛み砕いて!。もっと現実的な防水。例えば「3気圧防水」です。
この3気圧防水は「日常生活防水」の事。つまり洗顔や小雨程度です。
先の話から3気圧防水なら30m潜っても一緒のはずですよね。
では水深30mは日常生活か?となります。

これおかしいです。 ここが「3気圧掛かって良い!」と
「30m潜っても良い!」の違いです。

この「3気圧防水」というのは腕時計を何時間も掛けて30mまで、
そろぉ〜〜っと沈めてこそ。3気圧です。
沈めるのに速度があると3気圧は30mどころか、数十センチでも3気圧が掛かります。

もっともっと、分かりやすく! では、水道の蛇口を目一杯開いて、
その下に腕時計を置けば、1mもありませんが軽く10気圧はかかるでしょう。
また、プールで50センチの水深でも平泳ぎで、水をかき分ければ10気圧です。
(かなり大雑把過ぎですが(^ ^ゞ)。
ようは水中でもじっとしているのと、動くのでは圧力は全然違う」
言うことが伝えたかっただけで悪意はござおりません(;^_^A 。

 

つまり「10気圧防水は10気圧が掛かってもOK!」という事です。
言い換えるとするならば「10気圧までにしか耐えられない」ですか。
10気圧防水の解説では「泳いでもOK」としたものもありますが、
かなり無謀な話であります。1mでも飛び込んだら?クロールで水面に叩きつけたら?

もっとも前章でも書きましたが「新品の間は大丈夫です。
でも大丈夫と思ったらいけません。」
「100m防水はそこまで潜って何をしてもOK!」って違いです。
では、100m防水ってことは「潜って、動いて何をしても大丈夫」という事ですね!
テニスやバスケットボールなどのハードな動きで気圧が掛かっても大丈夫ですねと。
規格に詳しい人に聞いてみましたところ。回答は!

出来るならやってみれば!(¬¬)100mの水深でハードな動き?と言うことでした。

腕時計初心者で一番多い間違いは腕時計の購入時に商品のタグに書いてある
「10気圧防水」「日常生活防水」の記載ですが。
この”防水”の文字しか見ていない
また最近はメーカーもメーカー。「泳げる!」と書いたタグを付けていることもあります。
また小売店も売ることが仕事ですから
「ちょっとくらいなら水に浸けても大丈夫でしょう!」と言おります。

それを見たり聞いたユーザーは「何でもOK!」となります。
泳いでOKなら、洗車はもちろんプールもOK!風呂もOK!寝るときも付けたまま!

そこには腕時計の手入れ(メンテナンス)は含まれておりません。
例えば、四輪駆動車を想像してください。ハードな使用にも耐える事を想像しますね。
これを”丈夫な車”として汚れたまま洗車もしないとします。

オイル交換もしなければ、車検も受け無いとした場合です。
ガソリンの供給のみで乗り続けて5年後にはどの様になっているか?
結局は腕時計も同じ事なのです。

防水機能は”いざと言う時には耐えてくれる機能”であって。
決して”何も気にしなくて良い”。の意味では無いのです。
(次のコーナーを読んで頂ければ解りやすいかも?)

あとは10気圧防水時計だから・200m防水だからと”入浴、それも温泉など”
着けたままでOKと思っている方。
絶対にいけません。熱でパッキンが溶け劣化がかなり早くなります!
(2年ごとに裏蓋パッキンと竜頭交換をすれば大丈夫ですが)

以上で防水性能については終了です。いいのかなぁ?こんな解説で(;^_^A

次に、防水性能について詳しく解説してみます。飛ばして「カレンダー」へ。

これを知らないと「防水腕時計は電池交換してもらえない?」 2017.6.16修正